兼六園（金沢市）

日本三名園のひとつで金沢市の中央部に位置する。加賀歴代藩主により長い歳月をかけて造られ庭の中に大きな池を穿ち、築山を築き、茶屋を点在させ、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる。「築山・林泉・廻遊式庭園」で琴の糸支える琴柱に似ていることからその名がついたといわれる徽軫灯籠は有名である。

金沢城公園（金沢市）

1583年に前田利家が入城し、1869年まで加賀藩前田家十四代の居城であった。公園として菱櫓や河北門、いもり堀、橋爪門の復元や玉泉院丸庭園の整備がなされている。三十間長屋は本丸附段にある2層2階の多聞櫓で、石川門と同様に重要文化財に指定されている。

尾山神社（金沢市）

1873年に創建された加賀藩祖前田利家公と正室のお松の方を祀る神社で、1875年に建てられた神門は和漢洋折衷の3層式で、3層目にはギヤマンがはめ込まれ夕日に映える頃や明かりが点灯する頃は見頃である。境内には橋や島を配した庭園や金沢城二ノ丸の門であった東神門もある。

加賀伝統工芸村ゆのくにの森（小松市）

茅葺き屋根のある民家を移築した全部で20以上ある展示棟では九谷焼、輪島塗、ガラス工芸、加賀友禅等の実演・体験コーナーがある。

那谷寺（小松市）

那谷寺は白山信仰の寺院として知られ、本殿のある洞窟の中に千手観音がまつられている。洞窟は岩屋と呼ばれ母親の胎内とも見られて古い時代より「いわや胎内くぐり」をすれば、新たに生まれ変わり罪が浄められると信じられた。書院、鐘楼、大悲閣（本殿）、三重塔、護摩堂などの国指定重要文化財と名勝指定園がある。

白山スーパー林道（白山市）

石川県市原から岐阜県白川村まで、33kmに渡って白山のパノラミックな風景を楽しめる。雄大な風景を眺めながらのドライブの途中には、姥ヵ滝を始めふくべの大滝や展望台などがある。

千里浜なぎさドライブウェイ（羽咋市、宝達志水町）

車で砂浜を走れる約8kmの天然のドライブウェイ。粒子の細かい砂が海水によって引き締められ、舗装道路のように固まってできている。

気多大社（羽咋市）

大国主命を祀る能登の一の宮で、能登の国幣大社。神門、本殿、拝殿など数多くの重要文化財がある。

妙成寺（羽咋市）

北陸における日蓮宗の本山。加賀三代藩主前田利常の母。寿福院の菩提寺。書院庭園から眺める五重の塔が素晴らしい。

巌門（志賀町）

幅6m、高さ15m、奥行60mの貫透洞門で、海上からの眺めを楽しめる遊覧船も運航している。能登金剛を最も象徴する景勝地。

総持寺祖院（輪島市）

元享元年（1321）瑩山紹瑾禅師により開創された。曹洞宗の大本山だったが1898年に大半の伽藍を焼失。横浜市鶴見に本山を移し祖院となった。