瑞鳳殿（仙台市）

伊達政宗公の遺命により造営された霊屋で、桃山様式の遺風を伝える豪華絢爛な廟建築であったが、戦災で焼失し1979年に再建された。境内には二代藩主の霊廟感仙殿、三代藩主の霊廟善応殿なども再建され発掘調査の資料を展示する資料館もある。

仙台城跡（仙台市）

伊達62万石の仙台城（青葉城）は標高約130mに築かれ、長い歴史が刻まれた石垣と復元された大手門脇櫓等が往時の城を偲ばせる。正宗公騎馬像が建つ本丸跡からは市内や太平洋を一望でき夜は石垣と騎馬像がライトアップされ、100万都市仙台の夜景が楽しめる。

秋保大滝（仙台市）

仙台の奥座敷の秋保温泉郷にあり、高さ55mから名取川全水量が幅6mの瀑布となる豪壮雄大な滝で、隣接する秋保大滝不動尊はうっそうとした緑に囲まれ、秋には紅葉の名所となる。

塩竈神社（塩竈市）

古来、奥州一ノ宮塩竈神社は大漁祈願、海上安全、そして安産の神として名高く多くの人々の信仰を集めている。

松島（松島町）

日本三景のひとつとして有名な松島は、湾内に大小260余の島々からなる名勝。遊覧船で島巡りを楽しむことができる。松島海岸中央桟橋の近くにある朱塗りの太鼓橋を渡った小島には重要文化財の五大堂がある。

瑞巌寺（松島町）

828年慈覚大師の開創と伝えられ、その後伊達政宗が完成させた。正宗公の菩提寺でもある。桃山文化の粋を集めた本堂と彫刻、襖絵などは一見の価値がある。奥州随一の禅寺で国宝となっている。

金華山（石巻市）

牡鹿半島から1km離れた島で東北三大霊場のひとつ。野生の鹿が生息し、金華山神社の神鹿の角切りで知られる。リアス式海岸で有名な南三陸金華山国定公園の中にある。

伊豆沼（栗原市、登米市）

2市にまたがる伊豆沼は日本有数の水鳥渡来地でラムサール条約の指定登録地。バードウォッチングもできる。

鳴子峡（大崎市）

鳴子温泉郷の中にある名勝。高さ100m、全長約3kmの大谷川が刻んだ雄大な渓谷で新緑と紅葉の時期は美しい。近くには伝統こけし約5000点を展示している日本こけし館がある。

白石城（白石市）

伊達家の重臣片倉氏の居城。奥羽越列藩同盟が結ばれる舞台となった。1995年に天守閣・大手門が史実に基づきちゅうじつに復元された。

長老湖（七ヶ宿町）

不忘山の南にある「長老湖」は美しい湖面と周囲の景観の素晴らしさで四季を通じて訪れる人が多く、ボート遊びも人気である。紅葉の季節は特に多くの人々で賑わう。

蔵王の御釜（蔵王町）

蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱かれた円形の火口湖で、湖面はエメラルドグリーンの水をたたえ太陽光線の当たり方で様々に色を変えるため、「五色湖」とも呼ばれる。蔵王エコーライン、蔵王ハイラインは新緑や紅葉を楽しめる山岳道路で知られ御釜を見下ろす展望台へのルートでもある。