袋田の滝（大子町）

久慈川の支流にある袋田の滝は、日本三名瀑布のひとつといわれ高さ120m、幅73mの大きさで滝の流れが大岩壁を四段に落下することから「四度の滝」と呼ばれる。新緑の春、紅葉の秋、滝が凍結する冬と四季折々に姿を変える。

竜神大吊橋（常陸太田市）

奥久慈県立自然公園に位置しV字型の美しい渓谷の中を流れる竜神川をせき止めた竜神ダムの上に架けられた歩行者専用の吊り橋で、ダム湖面からの高さ100mからは四季折々の景観が楽しめる。

偕楽園（水戸市）

水戸藩第九代水戸斉昭が1842年に開設した。創始者の斉昭により”民と偕に楽しむ”の意味を込めて命名された。金沢の兼六園、岡山の後楽園とともに日本三名園のひとつに数えられ、名物の梅は園内におよそ3000本あり、2月から3月にかけての「梅まつり」の季節は多くの人で賑わう。

笠間稲荷神社（笠間市）

年間300万人以上が五穀豊穣、商売繁盛を願い参拝に訪れる。江戸末期に造られた総ケヤキ造りの本殿には当時の名工による精巧な彫刻が施され、境内には樹齢400年といわれる見事な八重藤がある。秋には菊祭が開かれる。

鹿島神宮（鹿嶋市）

東国三大社のひとつである鹿島神宮は古く神武天皇の時代に創建され、奈良時代より武神として信仰を集めている。境内には朱色の桜門、徳川二代将軍秀忠が建立した社殿があり源頼朝が奉納したといわれている梅竹蒔絵鞍などの秘宝が宝物殿で見られる。

水郷潮来（潮来市）

潮来では毎年5月末より6月最終日曜日まであやめ祭りが行われる。500種約100万株のアヤメやカキツバタが初夏の訪れとともに町中を紫、白色などで包む。期間中は全国の花菖蒲展示会が開かれるほか、潮来花嫁さんの「嫁入り舟」やあやめ踊りなどを見ることができる。

霞ヶ浦（かすみがうら市 他）

国内第二位の面積を持つ湖で風物詩とされる帆引き船は現在観光用として運行されている。ワカサギ、コイ、ハゼや外来魚のブラックバスなども生息する釣り場でもあり冬には渡り鳥が飛来するなど、鳥や水生植物の宝庫でもある。

筑波山（つくば市、石岡市、桜川市）

標高は877mにすぎないが優美な山容で「西の富士、東の筑波」と並び称される関東の名山。山肌の色が朝から夕にかけて藍、緑、紫と表情を変えることから「紫峰」とも呼ばれる。山の中腹にある筑波山神社にイザナギ・イザナミの男女二神が祀られ、古くから信仰、遊楽の山として親しまれてきた。ガマ石や弁慶七戻などの巨岩奇石がある。

結城市伝統工芸館（結城市）

結城市を代表する伝統工芸品、結城紬について紹介している伝統工芸館。紬織りの実演を見学できる他、昔ながらの手織りを体験することもできる。