二条城（京都市）

徳川家康が京都御所の守護と将軍上洛の時の宿所として造営し、三代将軍家光が増築を行い1626年に現在の規模にしたもので、桃山時代様式の旧桂宮御殿を写した本丸や絢爛豪華な建築と障壁画のある二之丸御殿（国宝）などがある。城内は史跡、二之丸庭園は特別名勝に指定されている。

伏見稲荷大社（京都市）

建物も豪壮で門前町も賑やかな稲荷神社の総本社。背後の稲荷山へ千本鳥居をくぐる小山遥拝道がのびている。

京都迎賓館（京都市）

外国からの賓客接遇に支障のない範囲で一般公開されている。予定されていた一般公開が中止になる場合があるので、ホームページで確認する必要がある。

平安神宮（京都市）

平安遷都1100年を記念して、1895年に京都市の総社として創建された。桓武天皇、孝明天皇を祀る。池泉回遊式庭園も見事である。

三千院（京都市）

天台五門跡（妙法院、青蓮院、毘沙門堂、曼珠院）のひとつ。本堂には阿弥陀如来が安置されている。初夏は紫陽花、秋は紅葉の名所として知られる。

龍安寺（京都市）

室町幕府の管領 細川勝元が1450年に創建した禅寺で、龍安寺の石庭として知られる方丈庭園は幅25m、奥行１０mほどの敷地に白砂を敷いて箒目を付け、15個の石を五ヶ所に配置したもので、「虎の子渡しの庭」という別称がある。

嵐山【渡月橋】（京都市）

渡月橋は桂川に架かる橋で背後の嵐山と調和し優れた風光で知られる。亀山上皇が渡月橋と命名したと伝えられている。付近には池泉回遊式庭園で、大堰川（桂川）を隔てた嵐山や庭園西に位置する亀山を取り込んだ借景式庭園でもある曹源池庭園のある天龍寺や飲み屋神社から天龍寺の北側を通り、大河内山荘庭園まで約400mにわたって竹の林が続く竹林の小径などがある。

平等院（宇治市）

1052年関白藤原頼通が別荘宇治院に大日如来を安置して寺に改めた。鳳凰堂（国宝）は極楽浄土をこの世に現出しようと造営された。

長岡天満宮（長岡京市）

菅原道真が太宰府に左遷される折、この地に名残を惜しんだことに因んで道真を祀った。現在の社殿は平安神宮の旧本殿を写したもの。八条ヶ池をはじめ、春にはツツジの咲く景勝地としても有名。

るり渓（南丹市）

東に半国山、西に深山をひかえる園部川上流4kmにわたる渓谷。奇岩や怪石が連なる景勝地で国の名勝になっている。一帯は自然公園になっており、四季折々趣深い風景を呈する。

保津川下り・トロッコ列車（亀岡市、京都市）

保津川下りは保津峡の景色を楽しみながら、亀岡から京の名勝嵐山まで所要時間2時間16kmの激流を下る。トロッコ列車は約7.3kmの道のりをガタゴト揺られながら保津川の稽古くびが眺められる。

天橋立（宮津市）

京都府北部、日本海の宮津湾にある天橋立は、日本三景のひとつ。幅は20〜170m、全長3.6kmの砂嘴でできた砂浜で、大小約8000本もの松が茂っており天に架かるような姿から天橋立の名がつけられた。

丹後海岸（京丹後市）

小島のようでも陸続きとなっている丹後松島、屏風を並べたように聳り立つ立岩、小天橋などが荒波に洗われる海岸線に多彩な風情をかもしだす。2007年8月に若狭国定公園から独立して、丹後天橋立大江山国定公園として指定された。